飢餓を救ってきた昆虫食(コオロギ)

食糧危機が心配される昨今、栄養価の高さと環境保護の視点から昆虫食(コオロギ)が注目されています。

健康な生活を送るため、特に高齢者は良質のタンパク源を摂ることが不可欠です。

これからの高齢化社会に向けても、昆虫食(コオロギ)は期待の食材です。

団塊世代の栄養補給に最適な昆虫食(コオロギ)

高たんぱく

鶏肉に含まれるタンパク質量が24%、牛肉は14~15%と言われているのに対し、コオロギは約60%がタンパク質。昆虫食は栄養価がとても高いと言われています。タンパク質を構成しているアミノ酸は、EAT GLUBのホームページ(https://www.eatgrub.co.uk/insects-for-athletes-a-nutrtion-overview/)によると以下の表のとおりです。

豊富なアミノ酸

上の図でもあるように、食用によく用いられているコオロギには、体内で合成されにくく食事から摂取する必要がある「必須アミノ酸」9種類全てが含まれています。また、必須アミノ酸の中でも特に筋肉形成に重要と言われる分岐鎖アミノ酸(BCAA)バリン、ロイシン、イソロイシンもしっかり含まれています。

バランスよい栄養素

その他の成分、脂質においては、ω3脂肪酸もありますがω6脂肪酸も多く含有されています。

食物繊維の含有量も多く、この食物繊維はキチンが由来。キチンはエビやカニ、貝類にも含まれるもので、甲殻類アレルギーのある方は気を付けた方が良いかもしれません。その他には、ビタミンB12、カルシウム、鉄などが含有されています。

昆虫食(コオロギ)は地球にやさしいエコ食材

牛と比べるとコオロギは、排出する温室効果ガスもはるかに少なく、必要な餌や水の量も少ない為、牛よりもはるかに地球環境にやさしいという点からも大きな注目を浴びています。そういった環境保護の視点からも、これまでのタンパク資源の代替として期待が寄せられている食材です。


昆虫食は・・・

  • ガスの発生量が少ない
  • 必要な水と飼料
  • 生産効率が良い(必要な農地面積が少ない)
  • サーキュラーフードであり、環境負荷が低い食材

昆虫食(コオロギ)を使った食材開発アイデア

  • お茶漬け
  • ホットケーキ
  • ゴーフレット
  • かりんとう
  • クッキー
  • せんべい